保健師公務員試験には殆どの自治体で専門科目と教養科目、面接があります。
それぞれの効果的な勉強法は?
数年前に自治体の保健師採用試験を受けて合格した私がおすすめの勉強法を紹介します。
まず自分の受けようとしている市町村の公務員試験の種別を確認しましょう。
市町村の場合、自治体によって保健師受験区分がは地方公務員試験の上級(大卒程度)の場合と中級(短大卒程度)の場合、初級(高校卒業程度)があります。
上級>中級>初級と試験の難易度が変わっていきます。
公務員試験の種別は募集要項に記載があります。
行政保健師は上級、中級の市町村が多いですが、その場合は上級の試験勉強をしておくと良いでしょう。
行政保健師公務員試験は、複数の自治体を受けることが多く、受験する自治体の保健師受験区分が、ある自治体では上級、違う自治体では中級となっていると、中級の勉強までしかしていないと上級の試験に対応できないので、その場合は上級の勉強をしておきましょう。
しかし、自分が受験しようと考えている自治体が全て初級の試験区分であった場合は、初級の勉強を徹底的にしておきましょう。
初級区分であるのに、上級区分の勉強までしてしまうと効率が悪いですし、初級に特化して勉強を進めてください。
また、都道府県の保健師の場合、試験区分は上級であることが一般的です。
都道府県の保健師志望の場合は、上級試験に対応できるための勉強をしていってください。
教養試験の科目には一般知能と一般知識があります。
一般知能は普段なじみのない文章理解、判断推理、数的処理、資料解釈などの問題です。
一般知識は日本史、世界史、地理、政治経済、物理、化学、思想・文学史など幅広い知識が求められます。
まずは問題集をやってみて、問題の傾向をつかみましょう。
判断推理、数的処理は初めは難しいです。
そのため、行政保健師採用試験を受験する方で、数的処理や判断推理などの一般知能の受験対策をせずに受験する方もいます。
私も判断推理、数的処理は難しく、勉強せずに他の一般知識等で得点を稼ごうかなと考えていました。
しかし、私の先輩で保健師をされている方から、一般知能の準備をせず受験すると、合格点に達しないし他の受験生と差がつかない、数的処理か判断推理のどれか1つでも対策しておくと、有利だと言われました。
科目の特性として、判断推理はクイズのようなもので(私には難しい・・)、数的処理は算数や数学が得意な方は勉強しやすいと思います。
私の場合は、数的処理と判断推理を独学でやってみましたが、全くわかりませんでした。。
参考書を読んでいてもわからず、一向に勉強が進まないという状況がありました。
これでは保健師採用試験に合格するのは難しいかもと思い、しかしなんとか保健師として仕事をしていきたいと思っていましたので、公務員予備校で授業を取ることにしました。
私は、仕事の特徴から、東京都と、ある県を志望していました。
市町村よりは、都や県で働きたいという思いがありました。
しかし、都や県の試験は上級職試験で、問題が難しく、自分1人では攻略できないということがありました。
倍率も高く、それでも行政保健師として働くことを心に決めていたので、人生をかけて公務員予備校で講座を受講したといっても過言ではありません。
公務員予備校で勉強した結果、試験本番は、判断推理である程度安定して得点することができたことが、合格に繋がりました。
数的処理や判断推理は、実習や専門科目の学習が中心になっている看護学生、看護師をしながら保健師を目指している時間のない方にはかなり難しい内容です。
効率的に勉強することが合格のために必要です。
数的処理や判断推理は、自分で問題集を解いていると、わからない問題が多くて、結局その科目を諦めてしまうということがあります。
独学ですとわからないところがあっても、質問できる環境にはなかなかないので、勉強がはかどらない。
公務員試験は、だいたい6月から9月にかけて行われます。
この時期は学生の方は大変忙しい時期ですし、看護師として働きながら受験される方もなかなか時間が取れないと思います。
公務員予備校は、公務員試験で出題されるところだけをわかりやすく教えてくれ、大変わかりやすいし、効率的に勉強することができます。
事務系は、公務員予備校での授業が、たとえば90分の講義が100回以上ありますが、行政保健師の場合、そこまでの授業は必要ありません。
教養試験の出るポイントだけを勉強することができるので、効率的に勉強でき、実習や仕事と両立することができます。
教養試験の問題集をやっていてわからないところが続くと、勉強することが嫌になってしまいます。
わからない部分をすぐに質問できる体制をとることが、合格には必要と思います。
数的処理、判断推理などは苦手とする受験生が多く、わからない部分を質問し、理解していくと、他の受験生より高い点数が取れ、合格が近づきます。
私の場合、数的処理は、もともと算数、数学が苦手ということがありましたが、試験本番でも得点することができました。
判断推理、数的処理は難しい科目ですが、試験本番でもある程度点数を取ることができ、多分、勉強していなかったら、全く分からず0点でした。。
年々保健師人気もあり、公務員試験での倍率5-10倍と上がっています。
しっかり受験対策をして、合格を勝ち取りましょう。
私が受講した公務員予備校は、東京アカデミーです。
教養試験において、判断推理、数的処理の問題が半分程度出るので、これらの科目の出来が合否を決めるといっても過言ではありません。
東京アカデミーでこれらの科目も含めて効率的に勉強し、余った時間で専門科目をみっちり勉強するというスタイルがいいと思います。
独学で教養試験対策を行っていると、どうしても問題集を読んで理解するまでに時間がかかり、その結果、専門科目の勉強が中途半端になって、試験本番でも点数が取れなかったということがあります。
実習とも重なって泣きそうになりますが、それだからこそ効率的に勉強することをおすすめします。
東京アカデミーは通信講座もあるので、おすすめですよ。
費用も高くないです。
東京アカデミーは、保健師国家試験対策の模試を作ったりしていますので、通学の方は、保健師国家試験の情報等も入ってきますよ。
保健師公務員試験専門科目の勉強法、それはズバリ「保健師国家試験の過去問を解くこと」が基礎です。
行政保健師採用試験は、保健師国家試験に準じた問題のところが多いので、在学中であれば結局は国家試験を受験することになるのですから無駄にはなりませんし、既卒の方は国家試験対策で身についた勉強法ですので、学習も進めやすいでしょう。
保健師国家試験の過去問は、クエスチョン・バンク 保健師国家試験問題解説がおすすめです。
私は市区町村保健師の公務員試験を受けましたが、教養科目の勉強は苦労した部分がありましたが、専門科目は勉強していて楽しかったです。
ただ、保健師国家試験問題集をやっただけでは、行政保健師採用試験で出題される問題に十分対処することは難しいです。
確かに、保健師国家試験問題集をやることで基礎はできますが、初めて見る専門試験の問題にはなかなか太刀打ちできません。
私も、保健師国家試験問題集をやった後に、自分が志望する自治体の、行政保健師採用試験の専門試験の過去問をやってみたのですが、難しくて解けませんでした。
「これはどうしよう」と正直、悩んでいた時、このハピネスゼミで、行政保健師の専門試験対策講座が開講されることを知りました。
それまで、ハピネスゼミで、何度かご質問をさせていただき、その際、丁寧にご回答下さり、信頼できると感じていましたし、何よりどうしても行政保健師になりたかった私は、この講座を受講しました。
講座内容は、主に、全国の行政保健師採用試験の専門試験で頻出に出題されている問題を解説してくれました。
私は学習した問題を何度も復習し、次第に過去問でも、高得点を取れるようになっていきました。
講座で、過去問と似たような問題を学習していて、すんなり過去問を解くことができるようになっていきました。
そして、本番でもうまくいき、合格点を取ることができました。
専門科目は皆が学校で勉強してきますが、行政保健師採用試験の専門試験のための勉強をしてこないと、合格点を取ることが難しいです。
よく、受験生は皆、保健師国家試験問題集をやってくるので点差は開かないと言われますが、本当に行政保健師採用試験の専門試験対策をやった人とそうでない人とでは大きな差があります。
最近は、1次試験では合格者を多めに出すことも多いですが、2次試験は1次試験の得点を加味しつつ行われます。
よほどのことがない限り、2次の面接試験で逆転できることは難しいので、1次試験でいかに高得点を取ることが重要です。
保健師国家試験問題集を勉強し、その後、行政保健師採用試験の専門試験を解いていくと、完璧です。
過去問は解答がないですし、自分で答えを見つけなければいけません。
ハピネスゼミの「行政保健師採用試験対策講座」は全国の行政保健師採用試験の頻出の問題を解説してくれます。分からない点についても、追加料金なしで質問ができますし、安心です。
専門試験対策で、ぜひ受講することをおすすめします。
行政保健師に特化したものは見たことがありませんが、公務員試験の面接に関する本は一般の書店にたくさんあります。参考になる部分もあります。
具体的な質問項目としては、
・なぜ、私たちの市を受験されたのですか?
・保健師になってやってみたい仕事は何ですか?
・私たちの市の健康政策の課題は何でしょうか、またそれに対するあなたが考える対策は何でしょうか?
・他の自治体は受けていますか?
・自分の長所と短所
・卒論のテーマ
・大学のゼミは地域看護ではないが、それはどうしてか?
を聞かれました。
事前に、典型的な質問に対して、どのように答えるかは考えておくべきです。
面接も準備が大切です。
しっかり考えておきましょう。
保健師公務員試験は、事務職の公務員試験と比べると、そこまで点数はいりませんが、教養試験では勉強してきたか、してこなかったかの差がはっきり表れ、専門試験は高得点の勝負になります。
保健師公務員試験を受験生は、学生である場合は、実習や卒論、バイトなどをやりつつ保健師公務員試験を受験します。
働きながら受験する人も、仕事で残業もありますし、なかなか時間が取れない中で受験勉強をしていきます。
それだからこそ、いかに効率的に勉強するかが勝負になってきます。
効率的に勉強して、行政保健師公務員試験合格を掴み取りましょう。
行政保健師についてご質問がございましたら、こちらよりご質問ください。
行政保健師について疑問に思っていること、どのような質問でも遠慮なくご質問ください。
皆さんが行政保健師になることを願っております。