保健師、助産師教育は大学での選抜、大学院へ

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保健師、助産師教育の大学院移行について

保健師、助産師教育は大学での選抜、大学院へ

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保健師の受験資格について、今までは大学の看護学科を卒業すれば、ほとんどの大学で保健師国家試験受験資格が取れました。

 

学部を卒業時に、保健師国家試験を受けることができました。

 

最近になって、大学に看護学科が新設、増設されることが多くなりました。

 

保健学部の中に看護学科が増設される、学部看護学科が新設されるなどの動きになっています。

 

多くの学科で志願者が減少している中で、看護学科は資格が取れるということで、人気となっています。

 

その結果、看護学科がどんどん増設されましたが、それに伴って問題も生まれています。

 

保健師教育の1つである、地域看護(保健)実習を実施させてくれる場所を確保することが難しくなっているのです。

 

保健師実習(地域看護実習)は、その実習内容の大部分が自治体で行われますが、その確保が難しいのです。

 

実習自体、自治体にとっては負担となりますので、なかなか良い返事が貰えないということがあります。

 

病院実習のように、実習を受け入れた病院に、実習生が就職してくれるということもあまりありません。

 

自治体の保健師募集が数名と少ないということもあります。

 

自治体にとっては、実習生を受け入れるメリットがあまりないのです。

 

そうした背景から、保健師実習(地域看護実習)の受け入れ先が見つからないということになります。

 

学部生全員を実習させる場所がなくなってきているというのが実情です。

 

そのため、最近、保健師教育は、学部教育ではなく、大学院教育で少人数で行うという流れがあります。

 

また、看護教育に関する国の答申で、保健師教育は、大学院にて行うべきいうことが言われています。

 

従来は、学部で保健師教育を担ってきましたが、学部では看護師教育をメインに行うこととなっています。

 

学部4年間は、看護師教育を行い、保健師は、大学院で養成することが多くなっていきます。

 

大学4年間といっても、1年時は教養がメインで、専門教育は2年次以降になります。

 

それで3年間で看護師と保健師教育を両方するのは、中途半端になって、看護師の質の低下を招くという議論がありました。

 

保健師教育は、大学院にて行っていくという流れになっています。

 

これからは大学院にて保健師国家試験受験資格を取得することに動きだしています。

 

例えば、神戸大学は、2012年度入学生から、保健師教育は大学院にて行うことを実施しています。

 

大学院で保健師教育を受けて初めて、保健師国家試験受験資格を取得することができます。

 

国の方針として、学部教育では看護師教育を拡充させて、保健師、助産師教育は大学院で行うという流れになってきています。

 

今後、大学院にて保健師教育を行っていくという流れは進んでいくでしょう。

 

これから保健師免許取得を目指して、看護大学へ編入をしようと考えている人は必ず、自分の志望校で保健師国家試験受験資格が得られるのかを確認しましょう。

 

大学のホームページを見ることも大事ですが、必ず志望大学のパンフレット、募集要項を取り寄せてください。

 

ホームページ上の情報は、去年のもので、今年度は教育内容が変わって、保健師教育は学部ではなく、大学院にて行うという変更になる場合があります。

 

ネット上の情報だけでなく、志望校のパンフレット、募集要項を必ず取り寄せて、確認していくことが必要です。

 

また、保健師教育を大学院ではまだ行っていなく、学部教育の中で行っているが、その保健師教育を受講できるのは選抜による大学もあります。

 

例えば、日本赤十字看護大学は、保健師国家試験受験資格を得るための教育は、選択履修制で、希望者が一定を超えた場合は、選考審査になります。

 

また、東京有明医療大学も保健師教育は選択制になります。

 

看護大学の中には、入学しても全員が保健師国家試験受験資格を取れるわけではないのです。

 

これからは大学内で保健師国家試験受験資格取得コースに入るための選択や選抜を受けないといけない大学も出てきました。

 

全ての人が保健師国家試験受験資格を取れるわけではなくなります。

 

保健師免許取得を目指して看護大学に編入を考えている場合、自分が志望する看護大学が、保健師国家試験受験資格を取れるのかどうかを事前に確認しておくことが必要です。

 

必ず、志望大学のパンフレット、募集要項で確認してください。

 

助産師教育も同様の動き

 

助産師教育も同様に、大学院にて教育を行っていく大学が増えていくでしょう。

 

助産師教育ですが、これまで看護学科内の選抜で助産師課程に入って、助産師を目指すという進路が主でした。

 

助産師になりたい人は、本人の成績と志望動機によって、助産師課程に合格すれば、助産師になるための授業を受けることができ、大学卒業時に助産師国家試験受験資格が与えられます。

 

そうした進路とともに、今後、大学院で助産師教育をしていこうという流れになってきています。

 

医療ニーズの高まりとともに、学部教育では看護師としての教育を拡充させ、助産師教育は、大学院で行うという流れがあります。

 

保健師と同じく、国の答申で学部教育では看護師教育を拡充させ、大学院にて助産師教育、保健師教育を行っていくということが言われました。

 

すぐに、全ての大学で助産師教育は大学院でということにはなりませんが、これから徐々に、大学院に移行していくことが考えられます。

 

保健師と同様に、助産師を目指して看護大学に編入を希望される方は、必ず事前に自分の志望校は、学部で助産師国家試験受験資格が取れるのかを、大学のパンフレット、募集要項で確認してください。

 

ネット情報だけでなく、必ず冊子になったもので確認することが大切です。

 

保健師、助産師になりたい人は、必ず自分が希望する大学で保健師国家試験受験資格が取れるのか、助産師国家試験受験資格が取れるのかを確認しましょう。

 

今は保健師か、助産師になるか決めていないという人も、自分が気になっている大学で、これらの受験資格が取れるのかを見ておきましょう。

 

入った後に、地域看護学の講義を聞いて、保健師になりたいと思うようになったとしても、受験資格がない大学の場合、受験できませんし、助産師になろうと思っても、受験資格がないという場合もあります。

 

今はどの職種にしようか決めていなくても、少しでも気になっている、迷っている場合は、これらの受験資格が取れる大学を志望されることをお勧めします。

 

看護大学編入試験の募集要項はインターネットからダウンロードできるところがほとんどですが、必ず一般入試の募集要項も手に入れておきましょう。

 

一般入試の募集要項に、保健師国家試験受験資格や、助産師国家試験受験資格について詳細な説明が書いてあることがあり、必ず目を通して確認しておきましょう。

 

また、一般入試に募集要項には、その大学が希望する学生像や、その大学が提供しようとする教育、設備などが書かれており、為になりますよ。

 

保健師国家試験受験資格は取れるのか、助産師国家試験受験資格は取れるのか、どのような教育が行われるのか、募集要項をよく読み確認していきましょう。

 

自分の希望校の状況をよく把握して、志望校を選択していきましょう。

 

看護大学編入について、わからないことがありましたら遠慮なくこちらより、ご質問ください。

 

皆さまが希望を叶え、看護大学に編入し、夢を実現されることを願っています。

 

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看護大学編入試験に合格した際には、こちらをご覧いただき、編入生としての学生生活に向けて準備を始めていきましょう。