メールにて以下のご質問をいただきました。
看護の大学院を考えているのですが、
大学院の合否は、筆記試験の出来(面接含む)と、研究テーマによって決まりますとのことですが、
面接で学歴や職歴なども影響しますか?
私は新設看護大学に通っているのですが、そのことは看護大学院受験の際に影響しますか?
また、私は、看護の道に行くのが遅く、それまでは介護の仕事をしていましたが、30歳を過ぎてから看護師になろうとしました。
そのことは、看護の大学院 の面接で合否に影響しますか?
面接で、学歴や職歴などが合否に影響してくるかとのことですが、影響しません。
学歴については、今現在、看護大学に行っているので、問題ないでしょう。
新設看護大学であっても、問題ありません。
看護大学院には、専門学校卒でその後、臨床で働きながら放送大学等で単位を取得して、学士の資格を取って、看護大学院に入学してくる人も少数ではありますが、います。
最近は、看護の大学が増えましたので、専門学校等ではなく、看護大学に行って、その後、看護大学院に来る人が多くなってはいます。
ただ、自分の出身の看護大学院に行く場合は、他の大学出身者よりも合格しやすい印象があります。
たとえば、A大学の看護系の大学院を受験する場合、A大学の看護の学部を卒業していれば、大学院が受かりやすいということはあります。
看護大学院の合否は、筆記試験と研究テーマによって決まりますが、筆記試験は、それぞれの教員が自分の担当分野の問題を作り、それをまとめて試験問題にします。
それぞれの教員は、自分が研究しているところを問題に出すことが多く、内部生の場合、学部教育でそれぞれの教員の授業を受講していて、授業でそれぞれの教員の研究についても学んでいたり、聞いているため、試験に強いと思います。
その点、外部生は弱いですが、過去問等をしっかりやっていけば、試験でも点数が取れます。
合格しますので、大丈夫です。
私も外部から今の大学院を受験しましたが、しっかり受かっていますので、勉強すれば大丈夫です。
職歴についても、問題ありません。
30歳を過ぎてから看護師を目指したということですが、今まで介護のお仕事をされていたということで、「なぜ看護を目指そうとしたのか?介護ではだめなの?」などは聞かれると思いますが、介護の仕事をしていたことは良い要素だと思います。
今までの経緯を、プラスの要素として面接で回答しましょう。
また、看護大学院で、どこの分野で研究されるかも重要となってきます。
老年分野や在宅分野等での研究をお考えならば、介護の経験があるということが強くいきてきて、面接でも論理的に回答できるでしょう。
面接試験は、論理的に言えるかどうかです。
試験管も、そのような視点でチェックしています。
学歴についても、「なぜ今の大学を選んだのか?」、「なぜ私たちの大学院に入学しようと考えたのか?」、「なぜ看護を学ぼうと思ったのか?」等について、論理的にこたえられるかについてみています。
学歴や職歴の内容ではなく、論理的に答えられるかです。
6月か7月には、研究室訪問をしないといけません。
それまでに、これらのことに加えて、志望理由等も論理的に答えられるようにしておいた方がいいでしょう。
どこの大学出身、職歴については、合否に影響を及ぼしません。
当然ですが、難易度の高い看護大学出身ですと、大学に入学する時点で、英語をしっかり勉強しているので、看護大学院試験で課される英語も、点数が取れる、よって合格しやすいということはあると思いますが、大学名で合否が決まることはありません。
看護大学院を受験する際、英語をしっかり勉強し、試験で点数が取れれば合格します。
職歴に関しても、分野によっては、臨床経験を積んでから受験した方がいい分野もありますが(募集要項に、臨床経験してから大学院に来てくださいという旨を書いている大学院、分野もあります)、なぜ自分がそこの大学院を受験するのか、どうしてこのような職歴なのかについて、論理的に答えられれば問題ありません。
新設看護大学であろうと、合格しますので、安心して看護大学院を受験してください。
応援しています!
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