看護師から行政保健師に転職する際に、行政保健師採用試験での面接のコツをまとめました。
面接で、看護師から行政保健師になろうとしている受験生が、行政保健師を志す理由として、その地域にある健康問題に対して取り組み、住民の方の家族を含めて支援していきたいと答えるのは、得策ではありません。
地域にある健康問題に取り組み、住民の方の家族も含めて支援、ということは重要なことだけれど、なぜ、看護師から行政保健師になってまで、それらの問題に取り組んで行きたいのかが面接官にわかるようにしておきましょう。
面接官の視点からすると、経歴から、看護師から行政保健師になろうとしているのは事前にわかっていて、なぜこの人は行政保健師になりたいのだろう、看護師を辞めてまでどうして行政保健師になりたいのだろうという疑問を解決するような回答を期待しています。
そうした疑問に的確にこたえられるように、説明できるようにしておきましょう。
志望理由等の質問で、これらの疑問を解決するような回答を言えないと、真剣に行政保健師になりたいのだろうか、ただ、夜勤がないなどの理由で行政保健師を志しているのではないか、などを考えてしまい、結果として、面接の点数が低くなってしまいます。
看護師から行政保健師に転職を考えている人は、面接で自分の志望理由を、面接官に納得してもらえるように準備しておきましょう。
面接で志望理由等を話す時は、エピソードと、看護師としての経験から何ができるかをアピールすることを含めましょう。
面接の際に、なぜ看護師として働いているのに、あえて行政保健師になる必要性があるのかがわかるエピソードと、看護師としての経験から、自分が行政保健師になったら何ができるかを含めて、話をしましょう。
看護師から行政保健師を目指して受験される方は多いです。
面接では、臨床でこういう患者さんがいて、予防の大切さを認識し、予防が実践できる行政保健師になって活動したいと話されることが多いですが、このような回答ですと、行政保健師を志望する理由はわかりますが、これまでの看護師経験はこれからの行政保健師としての活動に何か役に立つのかは不明です。
もちろん、行政保健師としての仕事をするうえで、1からまた仕事を覚えていく必要がありますので、今までの経験は関係なく、1から仕事を覚えていくという姿勢は大切ですが、看護師も行政保健師も同じ看護職です。
人を相手に仕事をしています。
看護師としての経験が、行政保健師の仕事に応用できる、役に立つことも多くあります。
今までの経験を、どう今後の行政保健師としての活動に応用できるかを、説明できると、面接官の印象はぐっと上がります。
看護大学等から看護師にならず、すぐに行政保健師になる場合も同様です。
エピソードと、自分の経験から何ができるかをアピールしましょう。
エピソードは、地域看護学実習の出来事でもいいですし、地域看護実習をまだしていない時は、授業でならった地域看護のトピック、地域のボランティアでの出来事などでもいいです。
そうしたエピソードを踏まえて、自分は行政保健師を志したと説明していきましょう。
自分の経験から何ができるかについても、アルバイト経験でもいいですし、サークル活動、自分の生い立ちなど、行政保健師になったときに、自分が住民にとって貢献できることを話していきましょう。
エピソードに大小はありません。
どのようなエピソードもそれが行政保健師志望へとつながっていることを話し、今までの経験から自分が住民にできることを話していきましょう。
今まで培った知識や経験をどのように行政保健師の予防活動に組み入れていくかについてアピールできるようにしておくといいと思います。
面接官が納得するような説明をできるかが大変重要です。
行政保健師について、私でわかることでしたら、ご回答しますので、ご質問ください。
皆さんが、行政保健師採用試験に合格し、行政保健師として活躍されるのを願っております。
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当ゼミの「行政保健師専門試験対策講座」は、全国の様々な自治体の行政保健師採用試験において、高い合格率を誇っています。
毎年、行政保健師採用試験の傾向に合わせて、講座の内容を変えております。
定員制の講座であり、定員に達し次第、それ以降は募集を行わないので、もし、ご受講を希望される方は、お早めにお申し込みください。
行政保健師になるという夢を叶えましょう。