年齢が高くなるにつれて、看護大学編入試験の面接で不利になるのではないかと心配されている方もいるかもしれません。
よく聞くのは、医学科の面接では、大学によっては年齢が高いと不利になるというのがあります。
しかし、看護大学編入試験に限って言えば、年齢が高くて不利になることはありません。
大学側が編入生に求めていることの1つは、一般入試で入学してきた生徒をリードしたり、刺激することです。
その意味において、臨床経験が長く年齢も高い方が編入を志した場合、不利になることはなく、むしろ有利に働くことが多いです。
まあ、リードすることが求められてはいますが、実際に入学してみると、一般入試で入学してきた人たちは、賢くリードもうまいので、こちらがリードするというよりもリードされることのほうが多いかもしれません。
一般生は、臨床経験がなく実習経験も乏しいので、一般生から実習や臨床についてよく質問やアドバイスを求められるので、アドバイスすることもあります。
編入生は、ほとんどの実習は免除され、地域看護学の実習があるぐらいです。
一般生は、三年時に内科や外科等の実習に行きますが、その際に、どのようなケアをすればいいのか、より良いケアはないのか等を聞かれることがあります。
私は、臨床経験なく看護大学に編入し、実習時の体験しか伝えることしかできませんでしたが、臨床経験がある編入生は、アドバイスする場面もありました。
看護学校や看護短期大学から直接、看護大学に編入してきた場合、一般生と年齢が近いということもあり、初め一般生としては話しやすいということがあるかもしれません。
しかし、これも授業が始まるとグループワークなどがあり、自ずと一般生とも話す機会があり段々と仲良くなっていくので、年齢が一般生と比べて離れていても、溶け込めます。
また、臨床経験に関していうと、臨床経験がない人が看護大学編入試験を受ける場合、臨床経験がないということで不利になるかというと、これもそんなことはありません。
要は、自分が大学に編入するという理由、目的がしっかりしていれば不利になることはありません。
編入する理由を明確にし、大学で何をしたいのかをまとめていけば、臨床経験があろうとなかろうと問題にはなりません。
以下は、私が実際に看護大学に編入した時の編入生の年齢構成です。
私の代の年齢構成は、20代前半が約4割、20代後半が約3割、30代前半が3割という感じでした。
これは、大学によって違いがあるそうです。
私の学校は、年齢層は若い方だと思います。
ただ、前にも書きましたが、看護大学編入試験に関しては、年齢による差別はないです。
正直、臨床経験があればあるほどいいというような発言をされる先生もいます。
看護大学に編入してくる前に、臨床という最前線で働いていたわけで、そこで得られた経験や課題を大学で大いに役立ててほしいと考えられているようです。
もちろん先に述べたように、臨床経験がない人が不利に働くわけではなく、明確な編入理由を持っているかどうかによります。
長く臨床にいたからと言って、普段行っている看護に疑問や課題を見つけずに臨床に従事していては、なかなか明確な編入理由を見つけられません。
一方、臨床経験はないが、学生の実習の中で自分の中の課題や疑問を持ち、編入してくる人も多くいます。
年齢ではなく、明確な志望理由を持っているかが重要になってきます。
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