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挫折の連続!?保健師公務員試験受験体験記

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私は今、某市の保健師として働いています。

 

保健師となる前は看護師として6年間働いていました。

 

看護師として働いてから保健師養成学校(短大の専攻科)に通い、その後在学中に公務員試験を受けました。

 

いわゆる「既卒組」ですね。

 

今回はそんな私の保健師公務員試験の体験記をお伝えします。

 

私の場合、仕事を前年度いっぱいまでして、4月から短大の専攻科に進学しました。

 

それまでは3交代で働いていましたので、進学当初は久しぶりの昼間起きて夜眠れる生活を楽しんでいました。

 

学校での勉強も、新鮮で嬉しかったのを覚えています。

 

しかし、就職試験についての現実を知ると不安で一杯になったのです。

 

公務員試験は早い自治体で6月頃から始まります。

 

入学してすぐに、保健師学校で、保健師になった先輩から話を聞くチャンスがありました。

 

先輩が来てくれ、受験勉強の仕方、保健師になってからの生活などを話してくれました。

 

その中で、保健師として自治体に採用されるために公務員試験に合格しなければならないが、その勉強は大変なので、早くから取り掛かるべきということを話してくれました。

 

そして私はその日のうちに、本屋に行って、公務員試験の問題集を買ってきて勉強を始めましたが、これが難しい。。

 

最初の2、3問やって、「こりゃ、だめだ。。」と思いました。

 

毎日、何度も問題集を開けて解くのですが、わからなく、解説を読んでもわからないことが続きました。

 

そしてとうとう、保健師になる夢を諦めようかとも考えるようになりました。

 

時間だけが過ぎていき、保健師採用試験は難しく、私には無理かもと思い始めました。

 

そのような時に友達の1人が公務員試験対策の予備校に行くということを聞きました。

 

その友達も私と同じように公務員試験の問題集を解いてみたが解けず、試験は迫ってくるので、予備校に行くというのでした。

 

私もその友達から話を聞き、友達の行く予備校に一緒についていきました。

 

そしてその予備校に入り、公務員試験に向けて勉強していきました。

 

予備校に入って思ったことは、「早く予備校の講義を聞けばよかった」です。

 

自分で問題集を解いて、解説を読んでもわからなくて、これはどういうことだと、うんうん考えていた時間がもったいなかったです。

 

保健師になろうと決めていましたが、公務員試験の問題集が解けず、解説を読んでも理解できないことがあり、もう保健師は無理かもと思ったりしていました。

 

ちょうどその時に、友人が公務員試験に行くと知り、正直藁をもすがる思いがありました。

 

私の一生がかかっていますからね、どうしても行政保健師になりたかったのです。

 

そうして入った予備校の授業は感動もので、今までわからなかったところが、講師の解説により理解できる。

 

それでもわからないところは、後で質問をして、教えてくれました。

 

保健師採用試験の受験体験記

 

今回は、私の第一志望の市での保健師採用試験の受験体験記です。

 

試験当日の朝、親が車で市役所まで送ってくれました。

 

市役所は、実家から車で10分ほどのところにあり、私の地元です。

 

他の市も受けたけれど、どうしても地元で保健師として働きたいと思っていた私は、この日の試験に向けて勉強してきました。

 

6月にあった他の市、区での保健師採用試験を受けましたが、合格できませんでした。

 

受験勉強に取り掛かる時期が遅く、試験に間に合いませんでした。

 

私の地元の市での採用試験は9月にありました。

 

実は、保健師学校に入学した当初から地元の市で働くことを夢見ていましたが、保健師の募集がない年もあり、内心、ひやひやしていました。

 

頑張って保健師学校に入ったはいいが、地元の市での保健師募集がなかったら、どうしようと思っていました。

 

前年は保健師の募集がなく、今年もないかもと思っていましたが、今年は「若干名」の募集がありました。

 

募集があるだけで喜んでしまい、地元で保健師として働くことができる可能性があることが大変嬉しかったです。

 

そして迎えた受験当日、市役所の一室に通され、約20人ほどの受験生がいました。

 

この部屋にいる人たちはみな保健師採用に応募してきた方々で、この中から若干名しか合格しないのかと思うと、その狭き門に不安になりました。

 

試験開始時間近くになり、試験に関する諸注意などがあった後、試験開始時間となり、一科目目が開始になりました。

 

一科目目:教養試験

 

一科目目は、教養試験です。

 

公務員試験の教養試験は、英語や日本史などの高校で習う科目だけでなく、判断推理、数的処理、資料解釈などの問題が含まれます。

 

判断推理、数的処理は学校では習わない科目であって、勉強していないとほとんど解けません。

 

試験問題用紙を開けると、今まで教養試験に向けて勉強してきた内容とほとんど同じ問題が結構出ていました。

 

予備校で勉強した問題が多く出て、正直、解けているという感覚がありました。

 

「やった、勉強してきた問題が結構出ている。いけるかもしれない」と思い、解いていきました。

 

時間がかかりそうな問題は飛ばして、解けそうな問題を確実に解いていきました。

 

判断推理、数的処理は、私の場合、知らない問題が出ると全く回答できないので、解いたことがある問題が多く、助かりました。

 

6月の試験の時には、勉強不足で、できたという感触はなく、実際不合格でしたが、9月の試験の際には、合格できるかも、地元の行政保健師になれるかもという思いがわいてきました。

 

勉強してきてよかったと思いました。

 

募集人員は若干名とあり、おそらく例年から言うと一次試験の合格者は6名ほど。

 

保健師採用試験は、事務職程の点数は必要ありませんが、少ない募集であるため、1、2点が合否に影響してくることがあります。

 

私の場合は、予備校で講義を受け、しっかり公務員試験対策をしてきて、
また実際の試験では、教養試験で勉強していたところが出題され、良かったです。

 

政治経済や日本史なども、よく出題される部分だけを勉強していましたが、そこも数問勉強していた部分が出題されました。

 

なんとか教養試験で得点することができ、一科目目を終えました。

 

二科目目:専門試験

 

二科目目は、専門試験でした。

 

問題を見た瞬間、看護職ハピネスゼミの行政保健師の専門試験対策講座で似たような問題をやっていたので、解きやすかったです。

 

ただ、自治体の保健師採用試験では、自分で用語を書かないといけないことがあり、保健師国家試験のように、用語が既に書いてあって選択式の問題ではないことが多いので、しっかり用語を覚えておく必要があります。

 

そのためにも、何度もハピネスゼミの行政保健師の専門試験対策講座の問題を解きました。

 

私は、結局、第一希望の市の保健師採用試験までに、保健師国家試験問題集を5回解きました。

 

何回も解くことで、用語や知識を定着させていきました。

 

専門科目では7割以上の点数が取れたと思います。

 

一次試験の合格発表

 

筆記試験が終了し、後日、一次試験の合格発表がありました。

 

筆記試験は勉強していただけあって、6月に受けた試験よりも手ごたえはありました。

 

そして迎えた一次試験の合格発表。

 

合格発表の日は、授業と重なり、ネットから結果を見ました。

 

一次試験合格発表というページを見ると、私の番号がありました。

 

合格者は5名でした。

 

勉強したことが報われてよかったと思うと同時に、自分の地元の市で保健師として働けるかもしれないという高揚感がありました。

 

二次試験も頑張ろうと思い、その日から面接試験の対策を始めました。

 

二次試験:面接

 

面接試験では、面接室に入って試験が始まると、試験管の1人の方から、「はじめに自己PRしてください」と言われました。

 

初めは、保健師になりたい理由や、なぜこの市を希望するのかを聞かれると思っていた私は、少しびっくりしてしまいました。

 

しかし、事前に自己PRについても考えていたため、私は、
私には人をホッとさせる雰囲気があるとよく言われます。保健師にはそのような人をホッとさせる部分が必要だと思います。住民の方々から辛さを訴えられることもあると思います。住民の方々に寄り添い、人をホッとさせる温かみを持った保健師になりたいと思います。どうぞお願い致します
と答えました。

 

その後、
「保健師を志望する理由」、
「なぜ本市を選んだのか」、
私は地元である市を受験したため、「この市の問題点は何か」
を聞かれました。

 

また、面接シートに記載してあった卒論のテーマ「児童虐待の予防」に関連して、「保健師の役割は何だと思うか」というような具体的な質問を聞かれました。

 

保健師採用試験の面接では、保健や医療、福祉に関する質問もありますので、面接シートに書く内容に関しては、保健師の仕事と絡めて答えられるようにしておきましょう。

 

質問自体は5問ほどで、10分程度でした。

 

圧迫面接ではなく、穏やかな雰囲気の面接でした。

 

合格発表

 

私は、第一希望の市ということもあり、市役所まで見に行きました。

 

市役所一階にある掲示板のところで、合格者が発表されました。

 

掲示板に張り出された紙に、私の受験番号がありました。

 

嬉しさがありましたが、正直安心したというのが本音です。

 

地元で働きたいと思っていたので、それが実現し安心したというところがあります。

 

後日談:採用後

 

そして私は地元の市で働きはじめました。

 

同僚となった当時の面接担当者に「あのPR、やる気が伝わってきてよかった」と言われました。

 

本当かなと思いましたが、「その人のことがよくわかるPRだった」と言われました。

 

自己PRというと、面接本に書いてあることをそのまま言う人もいるみたいですが、面接官が見たいのは、「その人となり」です。

 

自分自身のことがよく伝わる具体的な自己PRを考えていきましょう。

 

以上が、私の保健師公務員試験の受験体験記です。

 

保健師になることを少しでも考えているのなら、どうかその道を歩んで行ってください。

 

こんな私でも、なんとか保健師採用試験に合格し、行政保健師として働いています。

 

保健師の公務員試験に関しては一般事務職の公務員試験と違って、書店などでの受験攻略本などは出回っていません。

 

色々な方の保健師採用の公務員試験受験体験記を聞き、皆さまの勉強に役立ててください。

 

私や私の友人が行った公務員試験予備校は、東京アカデミーです。

 

講義は生講義で解説もわかりやすく、自分で勉強しているよりも数倍早く勉強をすすめることができます。

 

専門科目対策は、ハピネスゼミの「行政保健師の専門試験対策講座」をおすすめします。

 

絶対に良いですよ。

 

余談ですが、私は東京アカデミーに通っていた際に知り合った彼と昨年、結婚しました。

 

彼は私が勤務する市の隣の市で消防士として働いています。

 

どこに縁があるかわかりません。。

 

東京アカデミーはいろんな意味で私の人生を支えてくれました。

 

通信講座もありますので、近くに東京アカデミーの校舎がない人にもおすすめですよ。

 

資料を取り寄せて講座の詳細を見てみるといいと思います。

 

皆さまが、保健師採用試験に合格し、行政保健師として活躍されるのを願っております。

 

 

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