看護学生、看護師就職・・・希望した病棟に配属されず
大学病院に就職する時に、多くの人は希望する配属先を記入して、書類を大学病院に提出します。
4月に看護師になって、大学病院のオリエンテーションが終わって、その後、配属先が発表されます。
発表後にざわつきます。
友人数人と大学病院に勤める事にした私は、発表された私の配属先に唖然としました。
友人「○○ちゃん、この科を希望したの?」と聞かれ、以前、希望の科を記入した時のことを思い出します。
大学病院で発表のあった配属先を、私は記入していませんでした。
なぜ?と私の頭はパニックになります。
「私は、第2希望での配属だよ。なんでだよ。」と友人が言います。
私「私は、全く希望していないところだよ」
配属先の病棟へ行き、病棟のスタッフに、「ここ希望したの?第何希望?」と聞かれます。
「いいえ」との返答しかありません。
その病棟に配属された看護師たちも、以前、同じように配属されたそうです。
ブラック病棟か・・・
その病棟は離職が激しく、スタッフを補充してもすぐに辞めてしまうので、新卒で入職した看護師も、希望通りに配属先が通らないということがありました。
大学病院とはいえ配属先の希望が通るわけではありません。
また、初めに配属されてから数年間、いくら病棟配置換えを希望しても通らない事がほとんどです。
これは、大学病院だけでなく、公立病院、民間病院ともに同じですね。
大学病院、総合病院の場合は、必ずしも自分が希望する病棟に配属されるとは限りません。
もし自分がずっとこの科でやっていきたいというのがあれば、その科に関連する専門看護師、認定看護師になるか、その科に特化した単科病院(こども病院や、精神科医療センターなど)に行くのが最善だと思います。
異動自体悪いことではなく、看護師として幅広い知識を得られます。
色々な科での経験が、患者さんを幅広い視点で観察や判断できます。
看護技術も向上します。
しかし、不本意な配属先、異動がきっかけで退職する看護師がいるのも事実です。
看護師として幅広く知識を習得していくとともに、自分のやりたい看護とは、専門としたい看護とは何かを考えることも、就職を考える際に大切になってきます。
(written by 管理人)
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