男性看護師の転職記-夢や希望を基準に就職先選び
目標を持って、ある病院の救急病棟に異動してきた男性看護師の体験談です。
ある男性看護師が救急病棟に異動してきました。
彼は、次のような経緯でやっと救急病棟に配属されました。
彼:「看護学生からアルバイトで行っていた精神科の病院に就職して数年間働いていたが、自分は救急病棟で働きたいと思いました。それで、救急で有名な病院への転職を決めたのです。」
しかし、そうして転職した彼が希望の救急病棟へ配属されたのは、なんと転職してから4年が経過してからのことでした。
最初にこの男性看護師が配属されたのは、なんと精神科病棟でした。
病院は彼の経験をかって、彼の希望とは裏腹に、精神科に配属させてしまったのです。
病院を転職したにも関わらず、面接では救急で働きたいと言ったにも関わらず…希望をもって入職してきた彼にとって、これは大変な失望でした。
配属先決定を伝える電話が彼にかかり、その中で看護部長は、まずは精神科で病院に慣れてもらい、その後、救急に異動してもらうと入職時に彼に説明しました。
入職してから、彼自身、多くの葛藤がありました。
看護部長からは、救急で働きたいという彼の気持ちは汲むが、今、精神科で男性の看護師が不足し力を貸してもらいたいこと、時期を見て必ず救急に異動させるので信じてほしいと言われたのですが、彼の気持ちの中で多くの葛藤がありました。
しかし、どうしてもこの病院の救急で働きたいと彼は我慢したのです。
そして、毎回の人事希望で救急病棟へ異動を願い続けました。
救急への異動がなかなか叶わず不満に思うこともあったが、それでも彼は諦めませんでした。
そしてやっと願いが叶い、救急病棟でいきいきと働いているのが、今の彼です。
転職するには、自分の中で大きな理由があります。
救急でどうしても働きたい、子供との時間も十分とれる病院で働きたい、人間関係がいい病院で働きたいなどがあります。
そうして決断した転職なのに、希望が叶わなかったらどうでしょう?
転職だからこそ、明確な軸を持っています。
私はこの科で働きたい、現在の病院は人間関係が良くなく人間関係が良い病院で働きたいなど、明確な軸をもっています。
そうでなかったら、転職しなくてよかったはずです。
その明確な軸が叶わなかったら、大変大きな失望です。
救急を希望していたのに配属先が精神科だった、人間関係がよい病院に転職しようと自分なりに調べて入職したが、入ってみたらまた人間関係が悪い病院だった。
そういうことは自分で転職活動をしていると、よくあります。
面接で自分の希望をしっかり熱意をもって伝えたのに、配属先が希望と違った、看護部長と話をしてここの病院は働きやすいと言っていたのに、実際に働いてみると人間関係が悪かったというのはあります。
自分の軸がしっかりしているからこそ、転職活動において失敗してはいけません。
自分の希望が叶う転職をしてください。
救急への希望が初め叶わなく、それでも我慢して頑張った彼を私は誇りに思いますし、今、いきいき働いている彼を見て、本当によかったなと思いますが、それでも、こうして希望をもって転職した彼の夢をもっと早く実現できなかったのかなという思いがあります。
看護部長としては、精神科でスタッフが不足しているので、まずはそこを補充したい、ちょうど精神科経験がある男性看護師が入職希望を言ってくれて、彼の希望は知っていたが、いずれ救急に異動はさせるが、初めは精神科で働いてもらおうということであったと思います。
こういうことは転職活動において、往々にしてあります。
看護師としてこの科で働きたい、人間関係がよい病棟で働きたいという明確な希望があるのに、病院事情、病棟事情で、転職者を希望とは違う病棟に配置したり、スタッフが不足している人間関係が良くない病棟に配属させるということがあります。
病棟を回していくことは大事ですが、転職者を1つのコマのように扱うのはやめてほしいです。
スタッフの人数が不足している病棟に配属させ、病棟を回そうとする。
看護部はなぜ離職者が多いのか、その原因を見つめ、解決していくことが必要です。
転職者をスタッフ不足の穴埋めのようにするのは、本末転倒です。
転職するときは、近所の病院でも、自分が知っている病院でも、転職サイトを利用しましょう。
自分で自分の希望を面接で伝えることは大事ですが、看護部としては、希望はわかったがそれを軽く考えていたり、いずれ希望を叶えるが、初めはちょっと我慢してもらうということがよくあります。
転職は、転職するに至った理由があります。
その理由を満たす転職でないと意味がありません。
転職する際には、たとえ近所の病院でも、自分が知っている病院でも、転職サイトを利用しましょう。
転職サイトの担当者から、看護部長にあなたの希望を伝えてもらい、希望が叶うようにしましょう。
あなたと看護部長同士の話し合いだけでなく、もう1人、あなたの希望を資料にまとめて客観的に看護部長に伝えてくれる人がいると、記録としてあなたの希望はこういうことであるということが伝わりますし、記録として残ります。
記録として残っているのに看護部として実行していないということは、看護部としては危機感がありますし、病院の評判を落とすことに繋がります。
転職サイトの担当者が作る資料は詳細なもので、あなたの希望を聞いて作成するものです。
詳細な資料を自分で作ることは大変な手間で、自分でやろうとすると大変時間がかかります。
また、転職サイトの担当者は、病院、クリニックの内部情報を持っています。
人間関係はどうか、有休取得率はどうか、異動の頻度、異動時に希望は反映されるか、年齢構成、夜勤の回数、1ヶ月の平均残業時間など、幅広い情報を持っています。
これらは単に求人票を見ただけではわからない情報です。
しかし、これらの情報は働くうえで大変重要な情報です。
転職する際には、自分の中で譲れない希望があります。
譲れない希望を考える上で、これらの情報が関係してくる場合、ぜひ信頼できる転職サイトを利用することをおすすめします。
病院やクリニックの内部情報を持っていない看護師転職サイトは選ばない
看護師転職サイトは多くありますが、信頼できる看護師転職サイトを利用しましょう。
看護師転職サイトの中には、病院の内部情報を持っていないところもあります。
単に、病院やクリニックを紹介するだけ、こちらが病院やクリニックの人間関係を聞いても、はぐらかすだけの看護師転職サイトもあります。
そうした看護師転職サイトを選ばないようにしましょう。
人間関係が良い病院を希望していたのに、その逆の病院を紹介されることもあります。
また、薄い内部情報しか持っていない看護師転職サイトもやめましょう。
有休が何日ある、今、残業削減に取り組んでいるなどの情報しかなく、病院のホームページや求人情報を自分で見ればわかる情報ではなく、有休は何日あって、有休の消化率は何パーセントなのか、1ヶ月の平均残業時間はどれくらいで、具体的にどのように残業を減らそうと取り組んでいるかなどの内部情報を持っている看護師転職サイトを選んでください。
私や、私の友人、知り合いの看護師、助産師たちが使った転職サイトは、MC─ナースネットです。
病院、クリニックの豊富な内部情報を持っていて、転職する際、自分の希望を満たす病院、クリニック選びをサポートしてくれます。
また、転職する際、詳細な資料を作成し、あなたの希望を叶えるようサポートしてくれます。
全てのサービスを無料で利用できます。
MC─ナースネットを利用して、理想の転職を実現して下さい。
たくさんの病院の中から、今のあなたにとって、そして将来のあなたにとって理想的な職場が見つかります。
また、転職の相談、不安はMCナースネットの担当者にも相談できますが、もしよかったらこのサイトも活用ください。
このサイトは、管理人をはじめ、私(S救急師長)、その他いろいろな経験をしてきた看護師、保健師、助産師がいます。
悩んだとき、私たちにできることでしたら、遠慮なくご相談ください。
ほとんど皆、転職を経験してきたので、転職のご相談も溜め込まずご相談ください。
こちらより、ご相談ください。
皆さんがいきいき働かれることを願っています!
ツイート
男性看護師の転職記-夢や希望を基準に就職先選び関連ページ
- 子供との時間がなかなか取れない、出産を機に転職を考えている看護師さんへ
- 「子供との時間をもっと持ちたい」出産、子育てを機に考えること
- 看護師の転職で福利厚生が重要な理由
- 看護師の転職先の、福利厚生が重要な理由
- 系列病院への異動!?転職を考える看護師
- 系列病院への異動が発表されて、転職を考える。
- 看護師の転職は何年目からOK?
- 私自身の転職体験や、スタッフからの転職したいという相談、その他諸々の体験記。
- クリニックへの転職を考えている看護師さんへ
- クリニック転職時の注意点
- 人間関係が良い職場で再出発
- 私自身の転職体験や、スタッフからの転職したいという相談、その他諸々の体験記。
- 子供病院で働くことを夢見た看護師の転職
- 私自身の転職体験や、スタッフからの転職したいという相談、その他諸々の体験記。
- 看護師の転職ならここ!最も親切な転職サービス3選
- 私自身の転職体験や、スタッフからの転職したいという相談、その他諸々の体験記。