男性ですが、看護師に転職するのに、遅いことはありますか?
男性看護師に転職するのに、遅いことはありますか?という質問を受けました。(35歳男性より)
遅いことなんてないです。
私が知っている例を伝えさせてください。
精神科に配属された男性看護師さんがいました。
その男性看護師さんは、病院に就職した時、39歳。
前職は、会社員、板前とすごい経歴の方でした。
板前を主にずっとやっていましたが、結婚して子供ができると、金銭的にも厳しくなってきました。
転職しようにも、自分には会社員は向いていないと考えたとのことです。
そうして自分のことを良く考えた時、人のお世話をすること、看護なんてどうだろうかと考えたそうです。
そうして一念発起。
36歳で看護学校に入学したんです。
人から見ると、転職するにも学校に行ってどうするのよと思われたと言いますが、それでも奥さんが支えてくれたそうです。
看護学校の学費は、年間10万ほど。
土日はバイトして、夏休みもバイトをしつつ、奨学金も借りて、貯金も少しずつ崩しつつ、卒業しました。
そして、就職時に選んだ病院は、公立病院。
看護師として公務員になって、家族を楽にさせてあげたいという思いがあったそうです。
今では、精神科で楽しそうに働いていて、休みの日には板前の経験を活かして、魚をさばいて家族サービスをしています。
「公務員になれてよかった。普通じゃ考えられないもん。俺が公務員だよ〜」とは言いますが、看護師として働いている時、本当に看護が好きなんだなという仕事ぶりがあります。
公務員として公立病院に就職する場合、年齢制限は、40歳から45歳未満がほとんど。
多くの方にチャンスがあるのではないかと思います。
看護は、根源的なものです。
辛そうな人が目の前にいた時に、何か助けたい気持ちがあるのなら、看護師になれると思います。
男性の方は、特に家族を養うという気持ちが強い方が多いので、もし看護師に転職したいと思っても、勇気がいることだと思います。
転職と言っても同種の業態での転職であったりという考えもたげると思います。
しかし、人生トータルでみて、もちろんお金の面から看護師に転職することを考えてもいいですし、やりがい、自分がやりたいこととしての看護という意味で、看護師に転職を考えてみて下さい。
男性の方で、他の職種についていたが、看護師に転職してくる人というのは、実は多いです。
前職、会社員だっと人も多いですし、高校卒業時に看護師になろうとしてくれる男性も多くなっています。
看護の分野で男性は必要とされています。
力仕事の部分でもそうですし、女性とは違う考えの導入など、色々な場面があります。
患者さんの中にも、女性の看護師ではなく、男性の看護師を希望される方もいます(若い男性の患者さんなど)。
もし、看護師への転職を考えているならば、年齢は関係ないです。
40歳近くになって、看護師に転職した男性の方々が多くいます。